Dicronorhina derbyana carnifex
タンザニアからケニアにまたがるキリマンジャロ山及びその周辺に生息する”特異”な亜種である。
どういった点が特異かというと「上翅の縁からのみ白紋が消失している」ことや生息地の特殊性から他亜種からのいわば”汚染”を受けにくいであろうことが挙げられる。(勿論低標高の個体群は大いに交雑している可能性があると考えられる)
飼育下においてシロヘリミドリツノカナブンは数千頭羽化させたがこの亜種のような上翅の型は出ていない。
生体が入ってこないのが惜しい亜種で、故に他亜種と比べ知名度は低く感じるが素晴らしい亜種であるので機会があれば手にとってほしい。