Dicronorhina derbyana conradsi?
本亜種は国内においてはビクトリア湖に浮かぶウケレウェ島の個体が有名である。
今回紹介する個体は非常に珍しく、内陸部のイリンガで採集されたものである。
誤ラベルである可能性も考えたが、ユーロ圏の有名な標本商からの逸品であり、下記の生息地に関する考察もありこの個体は亜種conradsiとした。
おそらくはイリンガの一部の湿地帯に「内陸型コンラドシ」の個体群が生息すると考えられる。
しかしあまりにも既存の分布域から逸脱した個体のため、「?」を付けさせていただいた。
現在、本亜種の暗い体色と、亜種oberthueriや原名亜種との棲み分けが出来ている理由として、主な生息地が湿地帯の可能性が高いからであると仮定、考察している。
しかしこれについてはまだまだ情報が不足しているため不確定な仮説であることを強調しておく。